2007年11月11日

アドリアーナ! アドリアーナ! 喉が渇いた!

Adriana PartimpimAdriana Partimpim
Adriana Calcanhotto

BMG Argentina/Ariola 2004-11-30
売り上げランキング : 123899

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

例えば、声がキレイじゃなきゃ歌手になれない、とか、そんなことに反発を覚える気持ちが強かったからこそ、僕はロックというものを聴いて来たのかも知れないのである。
だから、ロックの中でも、テクニック重視の風潮がはびこり出すと、僕はその息苦しさから逃れるように、「演奏なんか下手クソでも出来る」パンク・ロックに、あくまでも「自分ではやらない人」として、ある意味他力本願な無責任さで飛びついたのだ。

また僕は、癒し系などと呼ばれる音楽が大嫌いである。
映画でもよく思うことであるが、何かの目的のために存在する「表現」は、いかにその目的がご立派で有無を言わさぬ真っ当なものであるとしても、そもそもが単なる「手段」でしかない。もしかしたら、「それ」でなくても全然構わないのかも知れないのである。
「映画」がそうであっていいとは思わない。「音楽」もまた、そうであっていいとは思わない。

でも、キレイな声はやっぱりキレイで気持ちいい。
それに癒されたとしても、それは決してその声の罪じゃない。

妻の熱意に引きずられるようにして観に行ったアドリアーナ・カルカニョットのライヴは素晴らしかった。が、僕が本当に彼女のファンになったと自覚したのは、実はほんの最近のことである。
今僕は、とにかく暇さえあればアドリアーナのCDを聴いているのだ。そして、その声にほれぼれしているのだ。

アドリアーナの歌は、僕の下らない反抗心を骨抜きにする。
アドリアーナの歌は、僕を癒しもするが同時にまた孤独にもする。

ああ、喉が渇いた。
聴いても聴いても、僕は彼女の歌をなお渇望する。
posted by og5 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
with Ajax Amazon
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。